人生100年時代の人生目標
人生100年時代の人生目標
人生100年時代と言われています。
「自分の100年の人生に向けた、人生の目標や指標はなんだろう?」
ふと思いました。
残りの自分の人生、
100歳までは、あと30年以上残っている計算になります。
30年。
0歳から始めると、
学校教育が終わり、
社会人になり、
だいぶ仕事にも慣れてくる。
新しい家族もできるかもしれない。
30年はそれほど長い時間スパンです。
ここ15年の変化は異常。将来もよくわからない。
人生100年時代の人生目標は、考えても答えは出てきませんでした。
15年前の私は、
リーマンショックが起きて、
スマホが流行り、
大津波があり、
コロナが流行る。
そんな未来を言われたところで、これほどの大きな変化はピンと来なかったと思います。
情報の流れが早くなったと言われる昨今。
時代の流れは、さらに早くなるかもしれない。
でも、昔なら。
情報が遅かった昔なら。
時代の変化は小さかったのかもしれない。
昔の変化はどのくらい?
そう考えた私は、今、自分が100歳だったらどんな人生を歩んだのかをシミュレーションすることにしました。
2歳、関東大震災に被災する。
強烈です。
首都直下型の大震災。
日本の中心で、多数の死者が出た。
昔なら今より暴動も頻発していたはずです。
記憶があれば、鮮烈な体験になったことでしょう。
8歳、世界恐慌が発生する。
ヤバいです。
世界の通貨が今ほど安定していなかった時代。
IMFがなく、世界経済の協調の音頭を取る組織がない時代の大暴落です。
ヤバいです。
18歳、第二次世界大戦が始まる。
つまり、8歳で起きた世界恐慌から、18歳になる10年間も世界中が不安定だったことを意味します。
物心ついた頃から不安定で、そのあとの世界大戦。
波乱万丈の人生です。
24歳、原爆投下と敗戦。
青春の6年間。
18歳から24歳までの青春の6年間、
戦争に費やして負けました。
学校の社会の授業、
天皇は神の子孫であると教わりました。(コマ番号8)
きっと、日本国と天皇は、自分の精神の支柱となっていたことでしょう。
その、神国日本が負け、天皇が敗北宣言を出しました。
青春の6年間、日本の誇りといっしょに失った。
そんなふうに、感じていたかもしれません。
27歳で韓国。28歳で中華人民共和国ができました。
お隣で建国ラッシュです。
人生で建国に立ち会うことができました。
きっとラジオで建国のニュースを聞くことになったことでしょう。
国ができるニュースを聞く。何を考えていたのでしょう。
32歳、テレビ放送が開始しました。
今までは、新聞とラジオでニュースを聞いていました。
でもこれからは、テレビの時代の幕開けです。
「通話とメール、それと少しの基本的な機能が備わっていれば、それで充分だと思うから。」
と言われました。
ラジオからテレビに移行するとき、
「ニュースは聞ければ十分だと思うから、テレビはいらない」
なんて言っていたかもしれません。
44歳、高度経済成長に突入です。
自分はすでにベテラン社員の年齢です。
仕事をすれば業績が上がる時代。
仕事中毒になっていたことでしょう。
50歳、ドルショック。52歳、オイルショックを味わいます。
1日で20%近くドルの価値が下がりました。
輸出企業に勤めていたら、どうなっていたことでしょう。
オイルショックで急速なインフレが始まります。
貯金をするよりも、使ったほうが得に思えたかもしれません。
お金の価値について考えさせられた50台でした。
66歳、ソビエト連邦が崩壊しました。
40台のころ、日本では学生運動がさかんでした。
40台の自分、高度経済成長に浮かれ、仕事人間になっていました。
だから、仕事に熱中していたから、学生運動には参加しなかった。
でも、心のどこかで、すべてが平等な共産主義の夢を見ていたかもしれません。
そんな、お隣の共産主義の大国が消えました。
74歳、Windows95の発売です。
単なる巨大な計算機だったはずのコンピューター。家庭に進出を始めます。
様々なソフトを入れることで、個人でできることの幅が異常に広がりました。
その後、数年でインターネットも広がります。
個人の力が強くなり始めた、最初の時代かもしれません。
87歳、iPhone3Gが発売されました。
スマートフォンの広がりで、個人がネットに常時接続されるようになりました。
答えを覚えるのが中心だった今までの学校教育。
ネットに常時接続されることとで、覚える必要がなくなりました。
テレビ中心で、新聞やラジオがあった今までのメディア構造。
電車通勤で新聞を広げる人が消えて、テレビ声は小さくなっています。
90歳、東日本大震災が起きました。
津波で全てが流される、テレビで衝撃的な映像が流れます。
輪番停電、電気がないと、ここまで日常が変わるのか。
様々な自粛、CMは自粛され、飲み会も自粛されました。
子供の頃に関東大震災があったけど、歳をとっても天災は価値観が変わります。
99歳、新型コロナが流行りました。
老人を殺しにくるコロナ。老人の自分にとっては恐怖です。
メディアは政府を叩きます。
・検査数が少ないのは「少しでも支出を減らしたいのでは?」と叩き、
・限られた人員で最大限の効果を出すためにクラスター対策をしても、全数PCR検査しろと叩き、
・どの国よりも早く休校要請をしたら叩き、
・2021年1月の感染爆発の前の12月、1床あたり1500万円の補助金を出すからコロナ対応病床を確保してくれと頼んでも、結局確保できません。確保できなかった政府を叩いていました。
そんな政府が叩かれている情報ばかりで不安になっていたけれど、日本は結局、世界トップクラスで感染防止の結果を出している。
現実を客観的に見ると、少し安心できました。
100歳、森さんが失言です。
あーあ、人たらしの森くん、またやっちゃったねえ。
なんて、下げて上げる小悪魔テク、あなたたちは特別よ!と伝えるたらしテク、流石だよ。
その場にいる人には、大受けするよね。
でも、マスコミの切り取りとSNS全盛の時代、それをやっちゃダメって、まだわからないのかい?
サービス精神旺盛すぎるよ。
高度経済成長期に青春を過ごしたキミの、女性に対する価値観。わからないでもない。
青春で培った価値観は変化しにくい。反省できない気持ちもわかる。
でも、今はみんな、コロナでストレスが溜まっている。
うまくマスコミに誘導されて、正義の「民意」でぶっ叩かれちゃったねぇ。
なんてClubhouseで発言しながら、私は死んだ。
という100年だったのだろうか。
シミュレーションしてみると、昔の時代の変化は壮絶で、今の自分の人生よりも激しく、ジェットコースターのようでした。
結局、人生100年時代の目標は見つかりませんでした。
中野さん、時代にマッチしたいい本を出してくれますねーー
最近は、正義同士の対立が激しいですね。
今回は、ゆる天の発表を元に作成しました。