36歳にして、ゼロからアラビア語を覚えてみようと思う
浅川芳裕さんの著書「カイロ大学」に書かれているエジプト生活が興味深い。
この本はカイロ大学の説明がメインのはずだ。
しかし、浅川さんのカイロでの生活の描写が面白すぎる。
むしろ、そこしか印象に残らない。
交渉の話題が特にいい
浅川さんは、大学入学や運転免許を交渉でクリアしたらしい。
具体的な交渉のドタバタがこの本には書いてある。
でもどうだろう、公的な試験を交渉でパスするなど、根本的になにかがおかしい。
そんなおかしな国エジプト、日本人的感覚からすれば異世界だ。
異世界転生物のアニメが乱立する昨今、36歳にして異世界に少し憧れが出始めた。
そして知った。この地球上に、飛行機で行ける異世界があったのだ。
そんな異世界を体感したくて、エジプトの公用語のアラビア語を覚えたくなっている。
口語を覚えたい
異世界を体感したい。
そう考えると、喋って通じる口語を学びたくなってくる。
アラビア語には大きく分けて2種類あるようだ。
口語で使われる言葉をアーンミーヤという。
イスラム教のコーランなど、きっちりした文章はフスハーとよばれる言葉で書かれている。
フスハーで喋ることはほとんど無いようなので、自分の学習からはフスハーを除外しよう。
まずは、口語で使われるアーンミーヤだ。
エジプトのカイロが楽しそうなので、エジプトに行くつもりでアラビア語のエジプト方言を覚えてみたい。
NHK教材を使う
アラビア語の教材をAmazonなどで調べたところ、NHKが優秀そうだ。
音声で聞けること、ハードルが高すぎないことをポイントにした。
これらを使ってゆるく学習していこう。
学習効率を上げていこう
自主学習でやりがちな反復学習。
「反復学習のみ」の効率の悪さは、ふろむださんが指摘している。
最新研究からわかる 学習効率の高め方 - 分裂勘違い君劇場 by ふろむだ
テキストを読んだりラジオを聞くだけではおそらく身につかないことがわかる。
学習効率を上げるには、学習とテストをサンドイッチしていくことが重要になりそうだ。
まずはテストの設計からはじめたい。
覚える対象を明確にしていこう。
アラビア文字の覚えかた
言語を学びたいとき、文字は覚えたほうがいいだろう。
しかし、アラビア文字は複雑だ。
繋げて書くのが基本なので、見慣れていないと読み取るのが難しい。
一つの文字で4種類覚える必要が出てくる。
単独系と頭字、中字、尾字の4種類だ。
まずは単独系を覚えていこう。
頭字、中字、尾字は頑張って覚えるのはやめて、単語を書いていく中で、頭に自動的に入っていくのを期待したい。
つまり、単独系以外は後回しにする。
まずは、アラビア文字の単独系とカタカナを照らし合わせられるようにしていこう。
Wikiを見ると、サ行の表記が3種類も出てくる。
カタカナでは100%判別できないことになる。
仕方ないが割り切って学習を進めよう。
語彙はカタカナで
アラビア文字は、基本は母音を表記しない。
「こんにちは(konnitiwa)」が
「knntw」になるイメージだ。
母音は推測するらしい。
アラビア文字で単語を単独で覚えても、音が想像できないことになる。
音がないのはハードルが高すぎる。
やっぱり言葉は音で覚えたい。
なので最初は、語彙をカタカナで覚えよう。
まずはカタカナで音を覚えて、さらにアラビア文字を完璧に覚えてたあとで、アラビア文字で単語を覚える方針としよう。
それまでは、カタカナで覚えていく。
スマホで気軽にテストをしたい
アラビア語を机にかじりついて毎日勉強している自分を想像できない。
当然だ。そこまで興味が湧いていないし、勉強する習慣も持ってない。
そんな自分に合っているのが、スマホを使うことだろう。
思いついたときにスマホでテストができるなら、少しはやる気が出るはずだ。
テストの方針が決まった
・スマホを使う
・語彙はカタカナで覚える
・アラビア文字は単独系をメインで覚える
というわけで、スマホアプリ「暗記メーカー」にそれぞれを書いて覚えることとする。
1週間試して飽きてなければ、次のステップを考えよう。
しかし、挫折するのは目に見えている。
どうやったら自主学習は続くのだろうか。